カテーテルアブレーション合併症 パート2の⑨

前の心房粗動で入院していた時に、隣のベッドの外人さんが

胃の調子が悪くなりました。

痛いというより調子が非常によくない感じでした。

付き添いの人に、ずっと訴え続けていたのが

思い出されます。

アブレーションは、

食道の神経に触りやすいらしい

というのは知っていました。

触るだけで後遺症が発生する場合があります、

神経はデリケートです。

 

手術前は必ず合併症についての説明があります。

がっぺいしょうになったらどうしよう

と悩む前に、よく説明を聞いて納得することが大事です。

 

気楽に考えているけど、心臓の手術なんだよな。と

考えてはっとすることがあります。

 

自分の心臓を想像してみます。何やら、筋肉の赤い塊です。

生まれた時から休まずズ~と動いてきました。

当たり前ですが、

 

この中を血が凄い勢いで流れています。

いまは、何やら痙攣しているようで細かく動いている。

昔はずっと、力強く動いていたのに、

 

この野性的な筋肉の塊をずーっと薬で制御するのは無理かもしれない。

 

今は一回で吐き出す血の量が20パーセント減の元気のない姿です。

 

今日は、合併症について考えます。

病院から渡された紙には、

基本的には安全な治療ですが、合併症も皆無といえません。以下のような合併症が報告されています。

これを見ながら、説明を受けました。

適切に発見できれば対処可能ですが、死亡例の報告もあります

やっぱりな、心臓だものな、止まったらアウト当たり前ですね。

合併症の説明
カテーテルアブレーションの合併症(2012年日本循環器学会ガイドラインより)

全体像

心タンポナーゼ 1.28%
血管障害    1.09%
肺静脈狭窄   0.34%
脳梗塞     0.27%
横隔神経障害  0.15%
周術期死亡   0.10%
食道関連合併症 0.02%

①心タンポナーゼ

 治療に伴い心臓が傷つき、心臓周囲に血がたまることです。
少量であれば問題ありませんが、一定以上たまると心臓が十分に拡張できなく
なり、血圧が下がることがあります。
その場合、たまった血を抜くことで対処します。その後も出血が止まらない場合は、
止血のための手術を受けていただく場合があります。
②血栓塞栓症、空気塞栓(0.3%)
 治療の際に血栓ができ、脳梗塞や肺梗塞を起こす場合があります。
そのため治療中は血液を固まりにくくする薬剤(抗凝固薬)を投与します。
また、治療中に大きないびきをした際にカテーテルを通して血管内に空気が入ってしまう恐れがあります。
③出血・皮下血種
 通常は太ももの付け根にあざがついたり、小さなしこりが残る程度で数週間
できれいになります。まれに血管を修復する手術が必要になります。
④気胸
 鎖骨の下からカテーテルを静脈内に入れる時に、奥にある肺を傷つけて
しまい空気が漏れてしまうことがあります。
⑤完全房室ブロック
 房室結節が損傷した場合には、脈が極端に遅くなるためにペースが必要になる場合があります。
⑥感染
 細菌が紛れ込み治療後に発熱する場合があります。場合により抗生物質の投与を行います。
⑦造影剤による副作用
 まれにアレルギーを起こすことがあります。
冷凍アブレーションでの合併症
①横隔膜神経障害、
 主に右側の横隔膜を動かす神経の付近を治療する際に神経が障害を受けると、

横隔膜の動きが悪くなります。自然回復することが多く、また通常はほとんど困ることがないとされています。

②食道潰瘍(数%)左房食道ろう(0.1%以下)
 解剖学的に左心房の後ろ側に食道が接しており、食道に潰瘍が生じる場合があり、
食道内に温度センサーを置いて注意します。
③食道迷走神経障害
 食道周囲の迷走神経は胃を動かす働きがあり、障害を受けると胃の動きが悪くなります。
胃を切除する手術が必要になった場合もあります。
④肺静脈狭窄
 肺静脈の中を治療したのちにしばらくしてから血管が細くなり、息苦しさが出てくることがあります。

まだ、心房細動は続いていて、もうこれは慢性ではないのか。

私の病名はまだ、発作性心房細動でいいのか

心配はつのります。

スポンサーリンク
おすすめの記事