手術の実際・あっという間に違和感がクリアに。パート2の⑰
黄金の間

アブレーション成功か失敗か?

横須賀での心房粗動での1回目の高周波アブレーション

3年後不整脈再発、今度は心房細動

2回目は札幌での、冷凍アブレーション、

心臓の肺静脈が少し大きく、バルーンが小さくて失敗するかもと不安はありました。

 

さてさて、手術はどうだったのでしょう。

横須賀で高周波アブレーション手術をうけて、早3年半、

心房粗動から今度は心房細動を発症

仕方なく、2回目のアブレーション。

 

この3年半の間の技術の進歩はめざましく、

この北海道でも、アブレーションの件数が増えてきました。

 

そして、冷凍カテーテルアブレーション、

肺動脈の周りを綺麗に円状に焼ける、バルーンの進化、

それによって、札幌でも、年間100件を超える病院が出てきました。

そして、即座に冷凍バルーンを選択、

とここまでが今までのあらすじです。あの恐怖の経食道エコーをせずとも、

新型CTと造影剤によるマッピングで血栓の

有無を調べられました。

なおかつ、四か所に風船を押し付けるだけで完了ですから、手術時間が超短くて済む。

当日(検査後)

帰室後飲水が可能です。
1時間ほどしたら食事をとることができます。
帰室後3~6時間の安静が必要です。
*治療により変更になることがあります。
入浴できません
看護師が症状・穿刺部の観察、血圧測定を行います。
担当医より説明を受ける約束をされた方は、ご家族が
お揃いになりましたら看護師に声をかけてください。

病室で

 

9時のアブレーションに向けて、秒単位でも決まっていたかのように、準備が始まりました。

まず点滴、わたしは血管が太いのですぐ入ります。

個室なので、いきなりパンツをに脱いで

次に尿道カテーテル、そんなに長いものいれるのていうかはいるの?

麻酔もなくスーとさされました。

いつでも、おしっこがしたい感じになります。

しかし、そのうち慣れました。

 

しかし、丸出しで入れるのはちょっと恥ずかしいですね。

そんなことは、言ってられませんが。

 

ここの部分が、改良の余地のあるところです。

短時間で終われば必要ないわけですが、

実際に手術を始めてみないとわからないことがあるのでしょう。

あわただしく準備は進みます。

ストレッチャーに乗り換え、手術室に向かいます。真新しい病院なので、何もかもがスムーズ、乗りごごちも最高です。

エレベーターも快適、手術階に入りました。

手術室で
なんて思っているうちに、手術室に入りました。

10名ほどのスタッフが待ちかまえていました。

何か、音楽が流れています。演歌だったら、ちょっと心配ですね。

その、人の多さと、ものすごい量の機械類に圧倒させられました。

 

たとえると、UFOにつかまって、人体を調べられる、可哀想な人類といったところです。

コードの量だけでも「半端ない」ということです。

おなじみの、何台もの薄型ディスプレイがメインですが、冷凍のための装置も見えます。

とにかく、ひんやりしています。

 

さすが、200万円の手術は凄いですね。

看護師さんの指導教官みたい人が、てきぱき指示をとばしています。なかなか、素早いですね。

 

まず、鼻から食道へ温度計をいれました。

 

鼻の麻酔のスプレーでスース―します。

 

額にとげとげ付きののテープを付けました、チクチクします。脳波を図るらしいです。

体のいたるところにセンサーが張られました。もうコードだらけです。

デバイスやセンサーが安全を監視してくれるのです。

点滴が入り、少しぼーっとなりました。

 

口にマスクがつけられました。

全身麻酔です。

覚えているのはここまでです。

――――――――――手術中――――――――――

起きてください。わかりますか。

 

生き埋めの状態から掘り起こされた感じです。

終わりました。

まったく、なんにも覚えていません。

 

麻酔は醒めました、夢は何一つ見ませんでした。

遠い世界に行っていたようです。

洞調律に戻っています

また、病室で

病室に帰ってきてからも、こんこんと眠り続けました。

やはり、完全麻酔は、痛みは感じないが体には大きな負担なのでしょう。

 

この間の局部麻酔ではかなり痛かったが、今回は何にも感じなかった。

痛みに弱い人、強い人なんかいないと思いますが。

 

病院選びは、全身麻酔のオペが日常的に行われている、

心臓血管外科のある病院を選ぶのがいいでしょう。

朝、昼抜きで眠り続けた私は、

夕食を楽しみにしていました。おなかがすいて、

足りるかな、なんて思っていたら。

 

食べられなかった、

ちょっと食べたら、胃が動きが悪く

苦しくなってきたのです。

胃がまだ麻酔がきいているか、なにかの作用をしているのでしょう。

 

苦しいです。冷や汗が出て、めまいもします。

とっても、食べられません。

汗がだらだらながれます。

 

おにぎり一つ食べるのがようやくで、すぐ横になりました。

具合が悪くなったので、これをきっかけに、

また、細動が起きたらどうしよう。なんて、思うほどでした。

消化が落ち着くと、体も落ち着きました。

 

微熱があります。

心臓の手術をしていたんだな、あまりに楽なので楽観してました。

いい気になっていたようです。

やはり心臓に近い、食道が影響を受けたのでしょうか。

気力はありますか、食べられません。

 

よこになりました、少し良くなりました。明日の朝ご飯を楽しみにしよう。

呆然と横になり、目をつむりました。とにかく終わったのだ、良かったではないですか。

 

そうだよな、心臓手術したんだものな、大変なことだよな。

技術の進歩に感謝します。わたくしも、今日から、素直になって、

世の中のために奉仕したいと思いました。(一瞬だけ)

明日は。採血、レントゲン、24時間ホルター、睡眠時無呼吸検査がありますよ。

ともあれ、よかったのだ。

早く明日になって、この、尿道カテーテルを抜いてほしいのだ。

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