聖なる日 ハロー マイ フレンド ⑳

その後、

アブレーションは失敗かそれとも成功か

三浦雄一郎は3回もしているらしいとか

いろいろ考える暇はありませんでした。

仕事があるからです。

1週間以上休んだのです。

 

喉元過ぎれば熱さを忘れる、

時間は矢のように過ぎていきました。

職場に戻った私は。

 

たまに現れる期外収縮に悩ませながらなんとか働きました

たまに、忘れたことにドキドキします。

または、少し痛みを伴って心臓がドキドキします。

 

勤務時間が終わるとすぐ帰ります。

平凡な日常は、なんの感慨もなく過ぎていきました。

時折期外収縮でもやっとなります。

なんだか不安感が高まります。

あっというまに6か月検診が近づいてきました。

(心臓)を点検に行きます。

街は、年末の熱気が伝わってきます。

 

職場での付き合いが0になりまし た。

アルコールは、飲みたいとは思いませんでした。

 

心臓が暴走をはじめる恐ろしさが、飲みたい気持ちに勝っているのでしょう。

いまは、ノンアルビールが味がすごくよくなって、これで十分です。

 

しかし、飲むのをやめると、甘いものが食べたくなるので、太っちゃうかも。

アルコールからアンコの生活も意外といけますよ。これを読んでいて、

カテーテルアブレーションを検討調べている方で今飲んでいる人は、

 

とっても禁酒なんて嫌だ、いやできないと思っていると思います。

でも、大丈夫、きっとできます。

きっと禁煙より簡単でしょう。

 

不整脈は、粗動でなく、かえって細動の方が日常生活では、

支障なくコントロールできるのではないかと思います。

 

粗動は息苦しくて動悸が激しく、眠ることができない、

バクバクするのです。コントロールは難しい。

 

血液サラサラ、プラザキサ、エリキュースなどを忘れず飲み続けていれば、

血栓が脳に飛ぶことはないでしょう。

しかし、長く飲み続けると考えると、心臓の器質的変化も気になるし

 

カテーテルアブレーションをして、薬から解放されたいですよね。

 

カテーテルアブレーションは、2回3回とする人も結構いますね。

また、合併症で重篤になる可能性も1パーセントありますね。

 

1パーセントは100人中1人としても、1000例あったら10人と考えると結構あるとも言えますね。

手法として、バルーンも増えましたね、冷凍のやつも出てきましたね。

医療現場は、日進月歩

 

 

さて、病院へ行く日はクリスマスイブに決まりました。6か月検診です。

JALの航空券はイブなのにあっさり取れました。クリスマスは関係がないのかも、

しかし、北海道で冬に旅行するにはいろいろ考えなければなりません、

雪で欠航っていうのが意外と頻繁に起きるのです。

 

新千歳は日本一雪に強く、設備装備も一番ですが、

それでも遅れたり、欠航したりします。

ホテルはお台場にあるホテルにしました。

クリスマスイブをお台場のような、華やかな場所で迎えて、

家人に感謝の気持ちを伝えたいからです。

 

いつもは絶対頼まない、朝食のルームサービス(一人3000円)も奮発して付けました。

 

さて、病院の検査は、

医者の横のデイスプレイにわが心臓が映し出されました。

 

血液、3分心電図、ふつうの心エコーの3つです。経食道エコーはなくて良かったです。

心電図には期外収縮が数回記録されましたが、それは心配ないこと。

心エコーで心臓が少し小さくなって、

血管の径も標準値になったこと。

 

粗動の際に血液の排出量を増やそうと

心臓が自律的に大きくなったのです。

 

体が勝手に判断して

器質的変化が起きたのでした。

 

いま、洞調律になり、

また、今度は自然に小さくなったのです。

 

収縮量、血液を出す量も問題がないこと。

 

薬は飲まなくていいこと。など、いい話が並びましたが。

 

しかし期外収縮があるので、自分が心臓病だということが思い起こされ、

すこし憂鬱になるのでした。

 

晴れ晴れとした気分で、病院を出ました。

また、半年後に検査をしにやってきます。

病院をすぐ出て、お台場に向かいました。

 

家人とまた、おいしいものを食べようと話しました。

羽田空港のチャーシュー麺のこともあるので、

何故かベトナム料理の店にしました。味は、普通でした。

 

フジテレビの方からは、何やら歓声が聞こえてきます。

年の瀬の熱気のようなものも伝わってきます。

海には、レインボーブリッジは鮮やかな色できれいです。

 

楽しそうな人々と一緒に歩きました。

空を見上げると。黒く星は見えないようでした。全くこれからどうなるのか?

 

こんなふうに年を取っていくものなのか。

 

暗い海面が少し波打っているようです。

この、半年に自分に起きたことを振り返り、

これでよかったのだと、小さな声で言いました。

 

東京は、イブでも外を散歩できるんですね。暖かいですね。

北海道は、重装備で八甲田山死の行軍となるというのに。

 

病気で倒れたけど、何とか回復したのだ。これでいいのだ。

今日はイブではないか、

 

一回目のカテーテルアブレーションはこうやって終わりました。

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