明日北海道に帰ります。 ⑱

桜の枝

 

いつも、新千歳に着陸、飛行機を下りると、冷たい引き締まった空気があり

よし、頑張るぞという気になります。

 

冷たく、澄んだ、汚染のないきれいな空気はそれだけで宝物ですね。

大気は世界中をめぐります。北半球の北緯43度あたりの空気は

 

どこで、誰を何を見てきたのでしょう。

よく傷ついた人は、北に向かうといいます。

何故か、

それは、冬が厳しいので、再生する力を目の当たりにできるからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある東京に住んでいる人が、人のあまりの多さを毎日見ているうちに精神的にまいって、

もう北に逃げて死んでしまおう。

と北海道に来た人がいました。

しかし、幸運なことに冬の北海道に来たので、生き延びることができました。

それはなぜか、

冬の北海道は、黙っていたらすぐ凍死してしまいます。

逆にすぐ死んでしまうんでないのと思うでしょう。そこが、人間の面白いところです。

山小屋を借りて、そこで、最後の時を過ごそうと山小屋に入りました。

そしたら、ものすごい寒さ、寒い寒い寒い。

これじゃ死んじゃうじゃないか!

と、まき割りを始めました。一日分のまきを割りました。次の日もなたで、まきをわりました。

そして、燃える火を見て安心しました。

毎日毎日、ただただ、まきを割り続けたのです。

やがて春になりました。山小屋から、外に出たその男は、

北海道の春のその美しさに撃たれ、息ができないほどだったといいます。

まさに、ズキューンと胸を撃たれたそうです。

感動したではなく、感情が、稲妻のように頭から、足に突き抜け、

涙が噴き出て、大声で叫んで、走り回ったそうです。

生まれ変わった、心のかさぶたが取れて、再生を確認したのです。

自然の美しさ、澄んだ空気に、東京で侵された神経は癒され、

本来の楽天的な自分を取り戻したのです

北海道サイコー

いいんで内科医(いいんでないかいで変換したらこうなった(笑))

そだねー

 

さて、わたくし、次の日は、病院のある知らない街を散策しました。本当に歩けるか確認したかったのです。

古くからの港町のここは、港町特有のある種の「やがて別れる」イメージがついて回ります。

また、海の男特有のある種の「投げやりな感じ」も街に染みついているようです。

 

函館生まれの私にはわかります、港町特有のこのやるせない感じが。

カラオケでは、森進一の「港町ブルース」が得意です。

 

何とか歩けましたが、すぐ胸が苦しくなりました。

 

細動、粗動ではなく、期外収縮です。3回に一回ほど一回多く鼓動します。

トントントントトトントントントトトントントントトです。

このせいで、息苦しいのです。それに、精神的ダメージもあり、

このダメージが大きいです。

 

(この半月間での、カウンターショック2回や、意識不明になったこと、緊急入院したこと、ヘロヘロになりながら、

病院を探し、紹介状をもって、不安な気持ちで飛行機に乗ったこと。手術が痛かったことなどなど)

まさに、病み上がりの病人といった感じでした。

よろよろと

歩くのは久しぶりでした。

私は、何とか平均寿命に近づきたいな、と、思いました。

 

明日の10時のJALで帰ります。チケットはJクラスを取っています。Jクラスとは、飛行機の前の方の席で、

ちょっと広くて、入り口出口に近い席です。

 

機内サービスも、〇〇様、ご登場(笑)ご搭乗ありがとうございました。お飲み物はどういたしますか、

と名指しで話しかけてきます。プラス1000円で乗れるのだから、病み上がりだから贅沢するのです。

これでいいのだ。

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