保険適用のカテーテルアブレーションは
高額医療補助を使えば十数万円で収まるでしょう。
それでも300万から400万の手術普通に払ったら60~80万です。
でも、入院は個室にしたいとなれば
もう少し、かかりますが、
しかし、以前は交通費、ホテル代をかけて実績有名病院まで行っていたコストを
考えると安いものです。
カテーテルアブレーッションをすることに決めたら、
高周波と冷凍どっちがいいのでしょうか。
持続性心房細動にも保険適応申請が出されました。
特に地方に住んでいる場合は,時間や旅費の問題もあります。
ゴットハンドを求めて、旅をしたほうがいいのでしょうか。
旅費は、本人だけでなく付き添いの人の分も必要です。
カテーテルアブレーションの現状はどうなっているのでしょう。
冷凍が増えています。メリット、デメリットを考えてメリットが多いからです。
全身麻酔、局部麻酔どちらでの術式になるか、
検査器具や設備の面から、やはり中核都市まではいかなければならないでしょう。
2000年に始まった、カテーテルアブレーションは、始めは高周波アブレーションが主流でした。
この高周波は心筋をやけどさせる方法で、技術難しく、術者による差が大きく、
神の手といわれる名医のいる病院が人気でした。
三大実績病院、横須賀共済をはじめとする、土浦協同、群馬心臓血管などに
全国からはるばる集まったものでした。
しかし、そのあと登場したクライオバルーンアブレーション(冷凍バルーンアブレーション)が出現しました。
この技術で劇的に発展しました。
心房細動の原因である肺静脈を冷却材で冷凍焼灼して、異常電気を遮断する方法です。
一気に手術が増えました。
その中でも、2014年、日本メドトロニック株式会社のシステム、メソッドは多くの病院で採用され(300施設)、治療に貢献してきました。
今まで、術者の技量に左右されていた、カテーテルアブレーションも、世界で80万人以上の手術例、経験を重ねてきました。
メソッドも2019年から第4世代まで進化、
より早く安全になりました。
そして、いよいよ2020年冷凍カテーテルアブレーション、持続性心房細動にも保険適応申請しました。
脳梗塞、心不全のリスクを回避することができます。
冷凍カテーテルアブレーションのメリットは、
手術時間の短縮
施設間、術者間格差の低減
合併症(心タンポナーゼは高周波より少なかった)日本不整脈心電学会
2018年、クライオバルーンによる空気塞栓の重大な合併症の注意喚起がありました。