アブレーション失敗したらどうしよう。
とは、考えませんでした。心房粗動に悩まされ、
3度のカウンターショックでさすがにこれはまずいと思いました。
何回も電気ショックを受けていたら、心臓は壊れると本能的に思いました。
余命ということまで考えて、
選択肢はありませんでした。
心房粗動は苦しいし、薬で止めたり、コントロールするのも難しい。
心房細動は心拍数が90以下だと自覚なく、レートコントロールをしながら
健常者との有意差はなく生活できるとされています。
しかし、薬を飲み続けなければなりません。
これまでは、
私はネットで調べた手術実績の多い横須賀の病院にやってきました。
はるばると北海道からやってきました。
今回は診察し、紹介状を見せ、手術の日程を決めようと思ってきたところ
心房粗動は、簡単だから、すぐ手術をすることになりました。
せっかく、北海道から来たのだから、気を使ってくれたのでしょうか。
北海道は遠いと思われるかもしれませんが、飛行機で1時間ちょっとでつくので
遠いとは思いません。
羽田ー新千歳は便数が非常に多く、約20分おきに飛んでいるからです。
いま、発作が起きてもおかしくはありません。
しかし。まさか手術までするはめになるとは、人生なんでも何が起きるかわかりませんね。
「運命」
というものは、あるにしても。
「いい運命」と「悪い運命」がありますね、
ローマの将軍カエサルは言いました。
「賽は投げられた」
カエサルは文筆家でもあり、数々の名言を残しました。
「ブルータス、お前もか?」
あなたも不整脈?
「人は喜んで自分の望む結果を信じるものだ」
これなどは、カテーテルアブレーションが成功して、
洞調律に戻り、薬も飲まないで生活できるという自分の望む結末を
喜んで信じているようなものです。
カエサルが死んだのは、BC44年3月15日。
紀元前の人間が今に通用する名言を残していることに驚異を感じます。
「来た、見た、勝った」これは、
アメリカのタバコのマルボロのパッケージで有名です。
わたくし、横須賀にきて、病院をにて、勝ちたいものです。
東京のスイカは便利ですね。切符を買わなくて済むのがいいですね。
私は、北海道のキタカを持って行きました。
昔はよく切符を買うのに悩んだな。ということを思い出しました。
さて、慣れない旅行先で移動をたった一人ですることになった家人はどうしたでしょう。
家人はJR北海道のカード「Kitaca」キタカをもって、改札を通ろうとしましたが、
その時、改札機にタッチするのではなく、
Kitacaカード本体を切符の入れるところに突っ込んで、駅員を呼んで大騒ぎしたそうです。
行きは、私の後をついて、タッチしてたわけですが、やはり少し動揺していたのでしょう。
さて私は、入院のための手続きをしなければなりません。
たくさん書類を書きました。
そして、入院保証人の所で、家人のほかにもう一人保証人が必要でした。
北海道の兄に電話しました。とりあえず手術の予約をしようと思ってきただけなので、
誰にもこの病院行きは知らせていませんでした。
「いまどこに、いると思う」から、始まる会話は、長くは続かず、
保証人になってもらうことを伝えました。
住所も聞いて、これで書類が書けます。
「じゃ、頑張って」尻切れトンボの会話をして。
電話を切りました。
家人は自分の荷物は置いて、私の荷物だけ持ちました。病院にトンボ帰りしました。
私は、看護師さんに連れられて、病室に行きました。
普通の病院は、何曜日がか手術日と決まっているようですが、
しかし、ベッド間の広さがあまりありません。すこし、息苦しい感じがします、6人部屋は大変です。
みんな、手術の順番待ちのようでした。
次々と運ばれていくのでしょう。
この日は、もうすでに4時、
まず、同じ階に、自動販売機のある休憩所みたいところを発見しました。
雑誌と新聞があります。
ふむふむ、ここには何回も来そうだな。
次に、売店を目指します。
ラジオを聴くための長いイヤホンを手に入れたいと思ったのです。
家人が、1人でホテルに帰ります。
今日はあの豪華な部屋を独り占めできるな。なんて、はしゃいでますが。
不安はあるようです。カードを切符の所に入れないように注意しました。
それから、明日は、そんなに早く来なくてもいいことなど
家人の明日から、泊まるところを探すこと、
JALの帰りの搭乗券をキャンセルする仕事が残っています。
私は、ガラケーだったので、色々操作したら、
パケット通信料が6000円にもなりました。
そして、職場に電話しました。しばらく行かないと。(笑)
明日、医師から説明を受けることになってます。心配です。