カテーテルアブレーション手術前の説明は重要です。
一昨日会ったばかりの主治医から説明がありました。
この病院での、3分間心電図、血液、心エコー、
などのもろもろの検査が終わりました。
検査の結果は、手術には影響せずに
手術日が決まりました。
GOサインが出たのです。
それは、2日後です。いよいよ心が決まりました。
経食道心エコーの結果でも、血のよどみや血栓は認めらませんでした。
この血栓があるのに手術すると、血栓が脳に飛び脳梗塞を起こすのです。
命に係わる大変なことです。
あの苦しい検査はこのために必要だったのです。
事前の検査結果で問題になるところがなかったので2日後に手術ができますということでした。
①心房粗動の手術は、焼くところが決まっているので短時間でできること。
関東在住の方は、説明が終わったら家に戻るのでしょうが、
何せ北海道からきているので帰るわけにはいきません。
北海道まで1000km、遠いです。
横須賀にきてからの時間の流れは夢みたいなものです。
このような運命を受け入れるかしかありません。
家人は、デニーズのメニューを制覇するぞと意気込んでいました。
落ち着くし、好きなものがいっぱいあるし、
ナナコも使えるしなんて、また、はしゃいでました。
この急転直下の進行に、落ち着かないのでしょう。
私のように、実績のある病院を求めて地方からくる人向けのホテルがほしいですね。
家内は、その夜、恐怖の体験をすることになるのです。
横浜の豪華ホテルを引き払って、ココ横須賀の病院のそばの小さなホテルに移ってきました。
しかし、そのホテルが奇妙なホテルだったのです。
聞いた話によると、小さなロビーにフロントに日本人のおばさん1名、
その他、2~3名の外人、インド人もいたそうです。
ここは、港町ですから、外人や水兵がいても不思議ではありませんが。
この、病院の近くのホテルで、その夜、家人は大変な目に遭遇するのです。
駅前にあるような大きなホテルではなく、ただ病院に近いだけのホテル。
また、横須賀という土地柄、米軍の基地があり水兵さんが多い。簡単に言うと、外人ばかりのホテルです。
なんと、古ぼけたホテルなので、部屋にカギはついてるがチェーンがついてない。
セキュリティーが昭和の時代なみに遅れているということでしょう。
心細いし、不安になりソファーをドアのところまで持っていき、
バリケードを築くことになったということです。
緊張の一夜で、一睡もできなかったそうです。
つぎの日に、中央駅のすぐそばのセントラルホテルに移りました。
セントラルホテルは、病院まで徒歩15分です。
そこは、チェーンがもちろんあります。
私のように、地方から手術のために来る方は、
初めから家人のホテルもしっかりと考えた方がいいでしょう。
ここは、駅に近いし、近くものデパ地下の寿司のパックが非常にうまい。
夕食は、寿司パックに決まりです。
術後半年、それからは1年に一回横須賀に一泊し通院しました。
何せ、心臓手術です。失敗、後悔はしたくないから、ここまで来たのです。
自分ができる最善のことをするのがいいでしょう。
やはり、腕というものがあるのではないでしょうか、
経験と腕のある(器用な)医師とそれと同時に大事なのが、
スタッフです。
これが、地方では揃わない。
腕のいい医師を、東京から招いてする病院が多いですが、スタッフまでは連れてこないでしょう。
実力を発揮するためには、下支えする人々がチーム必要なのです。
さて暇すぎる私は、
東京見物に出かけるわけにもいきません。中途半端な気持ちでベッドに寝そべりました。
きちんと3食食べてます。あまり動かないので便秘になるのではないかと心配しましたが、
さすが病院食きちんと計算されていますね。
病院からは出ていけないので、自然と同じ階の談話室に行って、
ジュースを飲んだりしましたが、すぐ飽きました。
まる2日間も何もとりあえずすることがない、という贅沢を味わいました。
ラジオも聞き飽きました。シャワーに入りたかったので、予約しました。
入ってますの看板を掛けて入りました。凄く広い、車いす対応の浴室でした。
さっぱりして、また、雑誌を読んでうとうとしました。
夕方になっていて、うすぼんやりしています。
もう職場のことは忘れました(笑)