心房細動の薬物治療は古くから行われています。
しかし今は、第一選択は、カテーテルアブレーション、
なぜなら薬でコントロールするより、根治治療の方がいいから。
やはり、薬は人間の体を弱らせる面もあるようです。
上室性頻拍はめったに命にかかわることはないということで
治療が遅れちゃうことがあるかもしれません。
アブレーションどのくらいの件数が行われているか、
ちょっと古いですが(2018年循環器疾患診療実態調査)
全国に400か所以上年間7万件以上ということでした。
7万人も同士がいるとは心強いです。
国立循環器病研究センターによると
頻脈性不整脈のカテーテルアブレーション治療は現在では標準的な選択肢であり、
その有効性は上室頻拍で90%以上、心房細動で70~80%と報告されています。
一般的になってきた、治療に効果があることがわかってきたということですが、
術後の経過についての統計的な考察が少ないのが知りたいところですよね。
やはり、外科的に体をいじるのはリスクを伴いますね。
日本メドトロニック(株)、アブレーション装置メーカーのパンフレットに、こうかいてあります。
再び、心臓が規則正しく、リズムを刻み始めることで、昨日までの不安と悩みから解放されるとしたら・・・・中略・・・・
目の前に信頼性の高い治療手段があり、その治療を受けることで新しいあしたが始まるとしたら・・・・中略・・・・
きっと、またあたらしい人生の喜びを謳歌できると思うのです。・・・
宣伝とはいえ、魅力的な表現ですね。
また、心臓がどきどきしたらどうしよう。
旅行に行きたいけれど、また旅先でなったらどうしよう。
こんなストレスの多い仕事を抱えて、どうしよう。
なんて考えなくてもよくなるなんてまさに福音ですね。
1982年初めてアメリカで開始、1994年日本で保険適応。保険適応になってから23年
技術は冷凍バルーンまで発展してきました。
手術者の技量にあまり左右されないバルーンアブレーションはこれからの主流になっていくでしょう。
CTや診断装置の発達についても感謝です。
今では、心内心電図、3Dマッピング装置、カテーテルの先に生理食塩水をながし冷却しながらする
イリゲーションカテ―テルなど便利な装置が開発されていますね。
あの機械は高いんでしょうね、うん億の単位としたら、大病院でないと無理ですね。
個人の病院がそろえることが出来ないし、技師もまた不足するでしょう。
とにかく、痛くないのがいいですね、今回はあの食道エコーがないだけでうれしいです。
大の男が泣きながらあのどでかい管を飲み込むんですから、
人間の尊厳ということを考えちゃいますね。
また、画像診断用のレントゲン照射についても、その線量は格段に低くなってきたということです。
手術の間何時間もレントゲン撮影を繰り返すことは、相当量の線量を体に与えることになりますね。
そのことが、原因でガンを誘発するのでは、非常に困りますね。
今回は全身麻酔という初体験もありますよ。
痛みがないのは良いことです。
特に体の内側からくる痛みはいやですね。
前回、高周波アブレーションの時は、最後にビックリするほどの痛みがあって、トラウマになりそうでした。
ネットで情報を集めているうちにどんどん時間は過ぎていきました。