いよいよ手術当日になりました。 ⑭

初めてのカテーテルアブレーションはどうなるでしょう.

 

体験記14回目

 

手術を待つ2日間は、あっという間に過ぎました。

売店でT字帯という褌みたいなものを買いました。

すごく長い線のイヤホンを買ったり、

週刊誌を買ったりしました。

 

一直線にアブレーションに進んでいきます。

病気になってしまったこと、仕事のこと、

まさかと思うが、このまま退職に追い込まれた時の退職金の計算、

をしようと思いましたがやめました。

楽観的なイメージが先行してなんとなく大丈夫だと、勝手に思い込みました。

 

何か、世の中の役に立つことがしたかったな。

心房粗動による、カテーテルアブレーション、心筋焼灼術をします。

手順は、太ももの付け根の静脈からカテーテルを入れていきます。

局部麻酔です

意識のある中で行います

カテーテルをどんどん血管の中を通して、心臓まで送り込みます。

肩からもカテーテルラインをいれます。

鎖骨の上を少し切ります。

痛そうですね

心房細動では、左心房まで進み

レントゲンを照射しながら、心臓の内部をマッピングしながら心臓の壁を焼いていきます。

肺静脈付近です。

レントゲンかけっぱななしという被ばく量が心配になりますね。

カテーテルを押し当てながら、異常な信号の出ているところを探します。

なかなか見つからない場合このレントゲン照射時の放射能は結構あるのではないでしょうか。

しかし、今回は粗動のアブレーショなので、発生源を探ることはしません。

右心房の内部を一周、ぐるっと焼いて、異常信号が旋回するのを防ぐだけです。

 

その日の5番目なので、午後に始まるようです。名前を呼ばれるまで手持ちぶさたです。

何せ、無理やり順番を入れてもらったという後ろめたさもありますよ。

北海道からわざわざ来てるんですよ。では、説得力に欠けます。

いよいよ、次の番です。パンツを脱いで、T字帯に変えました。

毛が無いのでスース―します。毛は大事なものだったのですね。

ガウンみたいのを羽織りました。

いよいよ、呼びに来ました。

看護師さんに連れられて、手術室までてくてく歩いていきます。

家人も一緒に歩いてきます。

みんなでわきアイアイと、エレベーターに乗りました。なにか、変な感じです。

家人が心配して長く待っていると、

赤ランプが消え、医者が出てきて、残念ですが・・・・なんて言うやつを想像しますね。

ところが、皆で歩いて、エレベーターに乗って、あとから乗ってきた人に、

何階ですかなんて聞きながら、手術に行くなんて。

家人に、「じゃ行ってきま~す」って言って歩いて、手術室に入りました

スタッフの皆さんが忙しそうに働いています。

今日の5番バッターです。

〇〇さんきました。と看護師さんがいうと、「はーい」という明るい声。

「はーい、喜んで」とは、言いませんが、親しみの持てる声でした。

何か、お店にきたみたいですね。

リンゴのあるテーブル

○○さん入りまーす。

この多くの手術をしてきた、スタッフのテキパキした様子は、やはり、ここまできてよかったと思いました。

すごい装置が所狭しと並んでいます。

一番目立つのは、何種類ものモニター類です。まるで、ビックやヨドバシのテレビコーナーみたいです。

あと、センサーを付けるためのケーブルの多さ、ケーブルがスパゲッテイ状態です。

たくさんのセンサーが必要なようです。

手術台に座って、手術着に着替えます。ほとんど裸ですが、手術台に固定されました。

ラップでくるまれるように緑のシートで被われました。

手術台に固定されました。

消毒が始まり、あちこちスース―します。

もう拘束され逃げれません。

UFOにつかまった、人間という感じです。

あの、無反射灯というんですかあれがないんです。患部を照らす大きなライトがありません。

患部は皮膚の下なので、手術部はレントゲンでとられた画像を加工したものと、心電図のモニターです。

開胸手術とは全く違うカテーテルアブレーション手術の開始です。

 

このように、初手術は、始まりました。

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